無農薬野菜の作り方とは? この方法ならご家庭でも簡単!

食の安全への関心が高まるにつれて、無農薬野菜を自分で作りたいと考えている方が増えています。
現在はマンションのベランダでも、工夫をすれば無農薬野菜を育てられるのです。
そこで今回は、誰もが簡単にできる無農薬野菜の作り方を紹介しましょう。
この方法を使えば、今まで農業に必須だった「あれ」を使わなくても野菜が作れます。
無農薬野菜を自宅で育ててみたいという方は、ぜひ読んでみてくださいね。

 

1 無農薬野菜の特徴とは?

無農薬野菜は、普通の野菜とどこが違うのでしょうか?
この項では、無農薬野菜の特徴を紹介します。

無農薬野菜は安全

農薬は野菜を病気や害虫から守るために使用します。
現在の日本で使われている農薬は、毒性はとても低く、使用量も厳格に定められているため、体への害はありません。
しかし、海外では今も毒性の強い農薬が使われている国もあります。
また、国産の野菜でも皮を厚く剥いたり、できるだけ外側の葉の部分を食べないように気を使っている方もいるでしょう。
無農薬野菜は、農薬を使っていませんから、皮ごと食べても安全です。

無農薬栽培は野菜本来のおいしさを引き出す

無農薬で野菜を育てることは、野菜にとっては決して良い環境ではありません。
虫や病気を自分の力で防ぐので、植物が本来持っている生命力をフル稼働します。
それが甘味や旨みになるのです。
実際に無農薬野菜と普通の野菜を食べ比べてみると、無農薬野菜のほうが甘味が強く、味が濃いことが多いのです。

作っている人も安全

農薬をまくときは、専用のマスクと手袋をつけます。
害虫に有害なものは、人間にも有害なのです。
でも、無農薬栽培ならば作っている人も安全です。
また、農薬は害虫も殺しますが、人や植物にとって役立つ益虫も殺してしまいます。
さらに、農薬をまいた後に雨が降ると、流れ出した農薬が川や海に流れて生き物にダメージを与える可能性もあります。
無農薬栽培の畑には、生命があふれています。
現在は地域ぐるみで無農薬栽培に取り組んでいる所もあります。
虫や魚、動物などが以前よりも増えた地域が多いそうです。

2 無農薬野菜の作り方は?

では、無農薬野菜上手に育てるにはどうしたらよいのでしょうか?
この項では、その方法を紹介します。
やり方によってはマンションのベランダでも行えるのです。

土壌栽培

農業、と聞いて多くの人がイメージするのが土で農作物を育てる土壌栽培です。
どのような野菜でも育てられる反面、土壌栽培で無農薬野菜を育てるには、豊富な知識と長い経験が必要です。

なぜ、無農薬野菜を土壌栽培するのは難しい?

土の中にはたくさんの生き物や微生物がいます。
その中には害虫や病原菌も含まれているでしょう。
また、土壌栽培は屋外でおこないますから、別の場所から侵入しようとする病原菌や害虫を完全に防ぐことは難しいです。
土壌栽培で無農薬野菜を育てようと思ったら、毎日何時間も畑に出て世話をしなくてはならないでしょう。

水耕栽培

こちらは新しい農業の方法として注目されている栽培方法です。
土ではなく肥料を溶かした溶液で野菜を育てますから、中に害虫や病原菌がいる、ということはありません。
また、水耕栽培を行えば、屋内で野菜を栽培することが可能です。
ですから、土壌栽培のようによそから害虫や病原菌が入ってくる、ということもありません。
つまり、土壌栽培よりも簡単で手間をかけることなく無農薬野菜を育てることができるのです。

水耕栽培は自宅でも行えるの?

水耕栽培、というと広い部屋の中にびっしりと野菜が植わった容器が並んでいるというイメージを持っている方もいるでしょう。
現在スーパーに並んでいる水耕栽培された野菜の多くが、このような大規模栽培で作られたものです。
しかし、今は個人で水耕栽培が行えるキットも販売されているため、ご家庭でも気軽に行うことができます。
また、水耕栽培は土壌栽培と違って、広い用地は必要ありません。
ですから、マンションのベランダや小さな庭、屋内でも野菜を栽培することができるのです。

3 水耕栽培を行う際の注意点とは?

この項では、ご家庭で水耕栽培を行う際の注意点やコツなどを紹介します。
自分で育てた野菜の味は格別ですよ。

まずはキットを利用してみよう

水耕栽培をご家庭で行うには

  • 植物の苗や種
  • 液肥
  • 培地(もしくはエアーポンプ)
  • 液肥を入れる容器

が必要です。
水耕栽培では根は常に液肥に使っている状態ですが、根も呼吸をしなければ生きていけません。
そこで、液肥にエアーポンプで空気を送り続けたり、水分を含んだ培地に根の一部を露出させたりしておく必要があります。
これらの道具はご家庭にあるペットボトルや発泡スチロールの容器で代用できますが、初心者が道具作りから始めるのは難しいでしょう。
ホームセンターや通信販売ではでは水耕栽培に必要なものがまとめられたキットが発売されています。
水耕栽培に初チャレンジする、という方はキットを利用したほうがうまくいきやすいでしょう。

水耕栽培で育てられる作物とは?

現在の技術では、水耕栽培できる植物は限られています。
レタスやグリーンリーフなどの葉物野菜やルッコラやペパーミントなどのハーブが、家庭では育てやすいでしょう。
種から栽培する方法と、苗から栽培する方法がありますが、苗から育てたほうが育てやすく、収穫も早いです。
大根やジャガイモなどの根菜は現在の技術では水耕栽培で育てることができません。

屋内でも栽培は可能だけれど……。

水耕栽培では屋内でも屋外でも行うことができます。
しかし、完全に屋内だけで水耕栽培を行うためには、太陽光代わりのLEDライトが必要になります。
植物栽培用のLEDライトをはホームセンターや通信販売などで手に入りますが、そのようなものを置く余裕が部屋にないという方は、ベランダや庭、日光が入りやすい窓際などで作物を育てましょう。
日光の当たり具合によって作物の置き場所を変えたい、という場合は水漏れに気をつけてください。

水耕栽培で気を付けるべきこととは?

ご家庭で水耕栽培を行うときは、

  • カビ
  • 根腐れ
  • 害虫

の3つに気をつけましょう。カビは常に水を含んでいる培養地に最も生えやすいです。
培養地にカビが生えてしまった場合は、作物に影響が出る前に取り換えましょう。
また、根っこがすべて液肥の中に浸かっていると根腐れを起こしてしまいます。
毎日根が完全に液肥の中に入り込んでいないか、確認をしましょう。
さらに、ベランダや庭で水耕栽培を行っていると、よそから害虫が侵入してくることがあります。
特に若葉がでた頃はいも虫やアブラムシが付きやすいでしょう。
ある程度作物が大きくなったら、虫よけのネットをかけるか、こまめに作物をみて虫がついていたら葉っぱごと駆除してください。

4 おわりに

いかがでしたでしょうか。今回は無農薬野菜の作り方を紹介しました。
まとめると

  • 無農薬野菜は安全でおいしいが、土壌栽培を行うには知識と経験が必要。
  • 水耕栽培ならば、ご家庭でも簡単に無農薬野菜を作ることができる。
  • 初めて水耕栽培を行うにはキットを利用すれば便利。
  • 水耕栽培を行う際は根腐れとカビ、害虫に気をつけよう。

ということです。
水耕栽培は道具さえそろえばご家庭で簡単に行うことができます。
お子様の夏休みの自由研究にも最適でしょう。
興味があるという方はぜひ水耕栽培にチャレンジしてみてください。

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